オリーブ色のポスト

「オリーブ色のポスト」 前田和亮

君に手紙を書きました
大した話じゃないけれど
せっかくだから遠出して
オリーブ色のポストまで

毎日元気にやってますか?
人混みに疲れてないですか?
こちらは相変わらずの日々です
でも君がいないのが寂しいのです

海を越えて君の住む街へ
ふるさとの匂いが届くように
離れてても忘れないでいて
ただいまと言える君のふるさと

君に手紙を書きました
メールじゃなんだか味気ないから
町を見渡せる丘の上
オリーブ色のポストまで

海を越えて君の住む街へ
ふるさとの想いが届くように
辛い時は無理しないでいて
抱きしめてくれる君のふるさと

海を越えて君の住む街へ
ふるさとの匂いが届くように
離れてても忘れないでいて
ただいまと言える君のふるさと
抱きしめてくれる君のふるさと

君に手紙を書きました
電話じゃなんだか恥ずかしいから
君が好きだったこの町の
オリーブ色のポストまで

旅のススメ

「旅のススメ」 前田和亮

旅の荷物はいつも忘れ物が怖くなって
あれこれとカバンに詰め込んで
結局溢れてしまうから

出来るだけ身軽に動けるように 心も軽くしていこう
思い出をたくさん持って帰る準備はできたかい?

きっとひとりでもそれなりに楽しく暮らしていけるでしょう
でももっと気負わずに新しい景色を探しに出かけよう

旅することは生きること 生きてくことは交わること
ありがとうの数だけ 人生は楽しくなるものです
踏み出すことは出会うこと 出会えることは彩ること
もっともっと鮮やかな毎日を 一緒に過ごしていたいのです

時には雨に身動き取れなくて 立ち止まってしまうことも
あるでしょう でも焦らず虹を待って鼻歌でも歌おう

確かどっかで見たよな 人生は旅に似ているって言うでしょう
ならもっと気負わずに新しい景色を探しに出かけよう

旅することは生きること生きてくことは交わること
さようならの数だけ人生は愛おしくなるものです
愛することは繋ぐこと 繋がることは育むこと
そっとそっと大切な毎日を 枯らしてしまわないように

旅することは生きること 生きてくことは交わること
ありがとうの数だけ 人生は楽しくなるものです
踏み出すことは出会うこと 出会えることは彩ること
もっともっと鮮やかな毎日を 一緒に過ごしていたいのです
もっともっと 大切な毎日を

みぎて

「みぎて」 前田和亮

何もないところでよくつまづく 君のその右手を
男らしく繋げたら なんて想像してみる

「寒いね」ってありきたりな言葉 その裏に忍ばせた
わかりづらいこのアピール 察してくれたかな

下心ないと言えば 嘘になるような気がするのは内緒だけど

今度君がつまづいたら 仕方ないなってその右手を
茶化すのは照れ隠しさ 二人で歩く銀杏並木

何気ないところでよくつまづく 僕たちの会話を
巧みな話術で繋げたら なんて相当無理ある

「寒いね」ってありきたりな言葉 もう何度言ったかな
かなり辛い無言アピール 察してはいるけど

下心ないと言えば 嘘になるような気がするのは内緒だけど

寒いのが苦手なのは 手袋くらいじゃ変わらないなぁ
だけどいつもよりその温もりが恋しくなるから

今度君がつまづいたら 仕方ないなってその右手を
茶化すのは照れ隠しさ 二人で歩く銀杏並木

今度君がつまづくその前に・・・ 

恋なんかじゃない

「恋なんかじゃない」 前田和亮

君の口癖 また見つけた からかうと君は怒るだろうけど
でもそんな時間も悪くはない 君と僕は友達

本当の気持ち わかってるのさ 認めるのが少し怖いのは
あの日できた傷が疼くから 君と僕は友達

これはきっと恋なんかじゃない 恋なんかじゃない
今まで通りがよかったのに
少しさみしい気持ちになるのは 心に君が触れたから

君の心に 誰がいても 構わないなんて結局強がりで
できればそこに僕がいたい いつかはそこに僕がいたい

これはきっと恋なんかじゃない 恋なんかじゃない
今まで通りがよかったのに
少しだけ君を避けてしまうのは 心がわがままになったから

冗談混じりで言った「好き」の一言に
ありったけの想い込めて
少し戸惑った君に気づかないふりをした

これはきっと恋なんかじゃない 恋なんかじゃない
言い聞かせるほど苦しくて
また傷つくことになっても構わない

これはきっと恋なんかじゃない 恋なんかじゃない
今まで通りがよかったのに
少し君に嘘をついてしまうのは 心に君が触れたから
心に君が触れたから

満月の夜にうまれたうた。

「満月の夜にうまれたうた。」 前田和亮

寂しくなったら夜空に浮かぶ月を見よう
大丈夫さって笑えるように
いつもより優しくなれるように

悲しくなったらあの日の歌を口ずさもう
デタラメな僕らのハーモニー
とりあえず君が笑ってくれりゃいい

その手が届かなくても
雲に隠れてしまっても
僕らは思っている以上に
関わりあって生きている

嬉しくなったら心に映る月を見よう
鼻唄でも歌って歩いてたら
満月の夜にうまれたうた

君が笑ってるなら
とりあえず僕は幸せ
そんな思い込みにも似たような
月がくれたおまじない

寂しくなったら夜空に浮かぶ月を見よう
大丈夫さって笑えるように
いつもより優しくなれるように
満月の夜にうまれたうた

恋は泡のように

「恋は泡のように」 前田和亮

雨が頬濡らすのも 僕にはちょうど良かった
伝う雫の意味を 君に悟られないから

優しすぎる君だから すぐに駆け寄ってくるだろう
その眼差しさえ罪になることも知らずに

抱きしめられたなら どんなに楽だろう

君を知れば知るほど 僕の知らない誰かに
その心奪われてること 気づいてしまって ヤリキレナイ
君を帰さないのは やまない雨のせいさ
誰も傷つかないのならば もう少しこのまま
触れることはもう許されない 恋は泡のように

何も知らないままの方が 僕にはちょうど良かった
浮かれた勘違いでも 見せ掛けの幸せでも

忘れてしまえたなら どんなに楽だろう

君を知れば知るほど 僕の知らない誰かに
その心奪われてること 気づいてしまって ヤリキレナイ
君を帰さないのは 僕のわがままのせいさ
目を凝らせばわからなくなる 僕たちの未来
触れればすぐに壊れてしまう 恋は泡のように 

君を知れば知るほど 僕の知らない誰かに
その心奪われてること 気づいてしまって ヤリキレナイ
君を帰さないのは やまない雨のせいさ
誰も傷つかないのならば もう少しこのまま
触れることはもう許されない 恋は泡のように
恋は泡のように

君と彼とネコのうた

「君と彼とネコのうた」 前田和亮

「私結婚することになったの」って 唐突に君が言うもんだからさ
「おめでとう」って伝えた僕はどんな顔してたかなぁ

何年ぶりなんだろうね お互い全然変わってないのかもね
身振り手振りの大きな君と 静かに頷く僕

サヨナラ切り出したあの日 君は泣くの我慢してたっけな
君が飼ってた猫は 最後まで僕になつかなかったな

僕の幸せなんて君は 全然願ってないだろうけど
君が誰かと幸せになること 願ってたのは本当だよ

君がどんな人を好きになったのか 全然気にならないわけじゃない
ほんとに君を幸せにできるのか 本音を聞いてみたい
だけどそんなこと言えるはずがない 根掘り葉掘り聞く資格なんてない
君を悲しませたのは まぎれもない僕だから

必死に話題変えようとして 君の猫の話をしてみたけど
彼と一緒に新しい街に連れていくんだってさ

あんなに小さかったのにさ 苦労してミルクも飲ませたのにさ
彼にも懐いてることを知って 胸がまた痛んだのさ

君の幸せなんて僕は 実は願ってなかったのかな
僕の知らない君になってくのが ほんの少し 嫌だったのかな

君がどんな人を好きになったのか 全然気にならないわけじゃない
ほんとに君を幸せにできるのか 本音を聞いてみたい
だけどそんなこと言えるはずがない 根掘り葉掘り聞く資格なんてない
君を悲しませたのは まぎれもない僕だから

だけどひとつだけわからないんだ 君の心の奥の気持ちが
今頃になって 少し綺麗になって 僕の目の前に現れたのか

君がどんな人を好きになったのか 全然気にならないわけじゃない
ドラマみたいに君のこと 奪ってしまう展開もあるのかな
だけどそんなことできるはずがない 君の心にいる人は僕じゃない
君を悲しませたのは まぎれもない僕だから
まぎれもない僕だから

「私結婚することになったの」って 唐突に君が言うもんだからさ
「おめでとう」って伝えた僕はどんな顔してたかなぁ

ココロヴェール

「ココロヴェール」 前田和亮

悔し涙は流さない 汗はできるだけかきたくない
クールに見えるくらいでそつなく何でもこなしてゆくのです

誰も気づいてないよね? こっそり忍ばせてる予防線
出来ないこと知らんぷり やらなければ失敗することはない

いつも横目で見てるんだ でも羨ましくなんかない
好きなことだけ好きなようにやっているあの人のこと

やればできるのさ 本当は
まだ全力で闘ってないだけさ
自分に言い聞かせるたび 疼くような胸の痛み
追いかけるだけの夢なんてもういらない

誰も気づいてないよね? 「予想外」に弱いこの心
頭の中念入りに 組み立てた未来壊されたくはない

いつも横目で見てるんだ でも羨ましくなんかない
石橋叩かず走り抜け渡っていくあの人のこと

やればできるのさ 本当は
まだ全力で闘ってないだけさ
自分に言い聞かせるたび また竦んでるこの足
踏み出すことに理由なんてもういらない

ほんとはわからないんだ 誰か教えて欲しいんだ
「自信持てよ」って言われても 何を信じればいいの?

やればできるのさ 本当は
まだ全力で闘ってないだけさ
自分に言い聞かせるたび 「仕方ないさ」ってため息
できない やらない 理由探しばっかり

やればできるのさ 本当は
まだ全力で闘ってないだけさ
先入観のものさしで 勝手に諦めんなよ
信じることに理由なんてもういらない

網代木の道

「網代木の道」 前田和亮

二人で揺られてる 京阪電車と街の景色
あなたの育ったあの街越えて 各駅停車の旅

初めて出かけたのも 雨降る5月の宇治でした
肩濡らしながら小さな傘に 寄り添って歩いたね

僕の隣 ウトウトしてる あなたを起こさぬように
あと二駅 終着は宇治 このままいられるように

あなたと歩く網代木の道 朝霧橋を渡り
静かに見ていた 宇治の夕暮れ
あなたは今何想う?

あなたと過ごした日 まるで川の流れのようで
そっと浮かべた思い出の葉は あっと言う間に遠くへ

僕だけが覚えてる いつかの君の言葉も
君だけが覚えてる いつかの僕の言葉も

あなたと歩く網代木の道 朝霧橋を渡り
積み重ねた日々に 今日の二人が
少しずつ色褪せても

二人並んで歩いた道と 少し冷たい君の手
この街が覚えてる また二人ここを歩こう

あなたと歩く網代木の道 朝霧橋を渡り
静かに見ていた 宇治の夕暮れ
あなたは今何想う?
あなたは今何想う?

僕が夢見た僕へ

「僕が夢見た僕へ」 前田和亮

ずいぶん遠くまで追いかけていたつもりの夢
どれくらい近づけたかな 足踏みばかりしてないかな

自分らしくあるために 誰かと競うことをやめた
僕は僕 君は君って 負け惜しみのようにつぶやいた

夢抱いたあの頃の僕 その目にはどう映ってる?
憧れた背中かい? イメージ通りかい? 今の僕は間違ってないかい?

諦めきれない 夢が僕のこと 今も大人にさせないままで
いつも探してた自分らしさまで 言い訳に変わる前に

ありがとう 何気ない君の言葉に支えられた夜があった
僕は僕 君は君って その涙拭える僕でいよう

夢抱いたあの頃の僕 その目にはどう映ってる?
歩かなきゃ気づけなかった 涙の水たまり そこに映る笑顔の虹も

くじけそうな時ふとよぎるのは 夢なんか知らなかったあの日
何も考えずに楽しいままで 終わらせればよかったのかなぁ でも

諦めきれない 夢が僕のこと 今も大人にさせないままで
踏み出す1歩は 今日より先へ 僕が夢見た僕へ