「名前も知らない誰かさん」 前田和亮
いつもより遠くを見渡したら 僕だって名もなき誰かさん
あなたの笑顔をつくってる
寝静まる街を起こさないように カタンと郵便受けが鳴った
足早に向かう駅のホーム 時刻通り今日も電車に乗り込んだ
僕だって自分なりに頑張って 今日という1日を生きてる
大人になってそれなりに何だって ひとりでやれているような気がしていた
雨の日も向かい風の強い日も 僕らの笑顔をつくってる
名前も知らない誰かさん
いつもより遠くを見渡したら 僕だって名もなき誰かさん
あなたの笑顔をつくってる
ずっと探してた 欲しかったものがクリックひとつで家に届いた
くたびれた今日を笑い話におつかれさまってビールで流し込んだ
そうやってまた誰かと繋がって 今日という1日を生きてる
つよがってひとりで大丈夫だって 歩く背中を見守る人がいる
雨の日も向かい風の強い日も 僕らの笑顔を繋いでる
名前も知らない誰かさん
いつも通り 特別じゃなくていい 僕だって名もなき誰かさん
それでもあなたと繋がってる
想像してみるんだ
当たり前に暮らしてる日常の裏側に生きる人を
会ったことはなくたって ありがとうの気持ち持って
僕もそんな風に生きていけたら
雨の日も向かい風の強い日も 僕らの笑顔をつくってる
名前も知らない誰かさん
いつもより遠くを見渡したら 僕だって名もなき誰かさん
あなたの笑顔をつくってる