てのひら

「てのひら」 前田和亮

飽きるくらい弾いたフレーズが 今も心にある
簡単なメロディーのその中に ありったけの夢詰め込んだ

知らぬ間に鍵をかけてた 心が疼いて
何の迷いもなく夢を語った 自分がフラッシュバック

この先は標識もアスファルトもない
でも逆を返せばどんな道も歩いていけるさ

てのひら刻まれてる 歩いてきた道のすべて
誰かを幸せにする力があるなら こたえはそのてのひらにある

いつもと同じようにしてコーヒーをいれたら
「ありがとう」の言葉と笑顔につられて笑ってた

この先は教科書も方程式もない
でも逆を返せばどんなこたえも導けるさ

思い描く夢の先が 涙でにじんでいたとしても
他でもないそのてのひらが 明日への道しるべになるから

てのひら刻まれてる 歩いてきた道のすべて
誰かを幸せにする力があるから
てのひら刻まれてる 幸せを生み出せる証が
どこかに僕のこと あなたのことを待っている人がいるから