君が離れていく前に

「君が離れていく前に」 前田和亮

僕の馬鹿げたつよがりとか羞恥心のせいで
君との距離さえも縮められずにいた ひと夏の物語

君のあの笑顔も あの仕草も ふとした時よみがえる
僕のくだらない冗談に君は いつも笑ってくれたね

君が離れていく前に 僕の気持ち伝えていたなら
今の辛さとか切なさも 少し楽になるのかなぁ・・・

僕がもう少し男らしく 君の手をひいていたなら
そうやって後悔をしている僕だから
やっぱり男らしくないね

君が離れていく前に その左手握りしめたなら
僕らの未来に一筋の光射していたのかな・・・

君が離れていく前に 僕の気持ち伝えていたなら
今頃遅いとは知りつつも そばにいたいのは君
あの頃に戻れるなら・・・
「君のことが好きです」

僕の馬鹿げたつよがりとか羞恥心のせいで
君との未来さえも変えられないまま ひと夏の物語